「共通テストとは?」という言葉と、マークシート試験に向かう高校生の画像が入ったサムネイル画像

共通テストとは?問題の傾向や特徴、対策法・勉強法を解説

大学受験を控える高校生にとって、「共通テスト」は避けては通れない関門です。「共通テストってどんな試験?」「どうやって対策すればいいの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、共通テストの概要・特徴・勉強法まで、基本を分かりやすく解説します。

共通テストとは

「大学入学共通テスト」は、毎年1月中旬に実施される、大学入試センターが実施する全国統一の試験です。

令和8年度の教科・出題科目数・試験時間・配点は以下の通りです。

出題科目
科目選択
試験時間
配点
国語
「国語」
90分 200点
地理歴史
公民
「地理総合、地理探求」
「地理総合、日本史探求」
「地理総合、世界史探求」
「公共、倫理」
「公共、政治・経済」
「地理総合/歴史総合/公共」
最大2科目 1科目:60分
2科目:130分
※解答時間120分
1科目:100点
2科目:200点
数学①
「数学I、数学A」
「数学I」
1科目 70分 100点
数学②
「数学II、数学B、数学C」
70分 100点
理科
「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」
「物理」
「化学」
「生物」
「地学」
最大2科目 1科目:60分
2科目:130分
※解答時間120分
1科目:100点
2科目:200点
外国語
「英語」
「ドイツ語」
「フランス語」
「中国語」
「韓国語」
1科目 【英語】
リーディング:80分
リスニング:60分
※解答時間30分

【英語以外】
筆記:80分
【英語】
リーディング:100点
リスニング:100点

【英語以外】
筆記:200点
情報
「情報I」
60分 100点

共通テストの成績は、主に以下のような場面で利用されます。

国公立大学の入試 多くの国公立大学では、共通テストの成績と個別試験(2次試験)の成績を合算して合否を判定します。
国公立大学の1次選抜 一部の国公立大学では2段階選抜を採用しており、共通テストの成績が一定以上でないと個別試験を受けられない場合があります。
いわゆる「足切り」と呼ばれる制度です。
共通テスト利用入試 共通テストの成績を利用して合否が決まる入試方式です。主に私立大学で実施されています。
共通テストの成績のみで合否が決まる形式や、共通テストに加えて大学独自の試験もあわせて利用する形式があります。

国公立大学を志望する場合は、原則として共通テストの受験が必要です。また、国公立・私立に関わらず、共通テスト利用入試を活用する場合は受験が必要になります。「私立大学しか受けない」という人も、共通テスト利用入試を併願校として活用することで受験のチャンスを増やせるため、多くの受験生にとって重要な試験と言えるでしょう。

共通テストの特徴

共通テストには、他の試験とは異なるいくつかの特徴があります。ここでは、旧センター試験との違いと、問題の傾向について見ていきましょう。

センター試験との違い

2021年度からセンター試験に代わって導入された共通テストですが、センター試験からいくつかの変化がありました。

【違い1】 センター試験より、試験時間が伸びた

問題の量や読解量が増えたことにより、一部の科目(数学)で試験時間が延長されました。

【違い2】 センター試験より、科目数が増えた

「情報」が新たに加わるなど、受験が必要な科目数が増えました。

【違い3】 センター試験と問題の出題傾向が変わった

単純に知識を問う問題から、思考力・判断力を問う問題が増えました。難易度そのものが大幅に上がったわけではなく、求められる力の「質」が変わったと理解するのがよいでしょう。

出題傾向が変わったことで、個別試験の対策と共通テストの対策を別々に行う必要が出てきたことが、受験生にとっての大きな変化と言えます。

センター試験は、出題傾向・レベル感ともに、個別試験の土台となるような位置づけでした。そのため、個別試験レベルの力が身についていれば、センター試験にも十分対応できる面がありました。しかし、共通テストでは出題傾向に独自性が強まり、共通テスト特有の問題形式への対策が必要になっています。そのため、それぞれの試験に応じた対策を計画的に進めていくことが重要です。

センター試験と共通テストの比較画像。センター試験は個別試験の手前の難易度に位置するが、共通テストは個別試験とは分岐し、それぞれ別の難しさがある

共通テストの問題の傾向・特徴

共通テストは、ストレートに知識を問う問題ではなく、「知識を使って考えられるかどうか」が問われるため、思考力・判断力が試されます。具体的な特徴は以下の通りです。

【傾向1】 資料読解・状況判断が多い

グラフ・表・図・実験データなどの資料を読み取り、状況に応じて判断する問題が多く出題されます。

【傾向2】 会話文形式の出題が増えた

生徒同士の会話や、先生と生徒の会話など、あるシチュエーションの中で問題が展開される形式が増えました。

【傾向3】 必要な情報を取捨選択して使う力が必要

問題文中に多くの情報が含まれており、そこから必要な情報だけを選び取って解答する力が求められます。

このように、共通テストの問題は独特の傾向を持っています。そのため、教科書の内容をしっかり理解しているだけでは十分とは言えません。共通テストの問題形式に対応できるよう、独自の対策が必要であることを押さえておきましょう。

共通テストの対策法・勉強法

具体的にどのように共通テストの対策を進めればよいのでしょうか。基本的な流れと、対策が難しいポイント、そして押さえておきたい対策ポイントについて解説します。

共通テスト対策の基本的な流れ

共通テスト対策では、前提として以下の2つが必要です。

1.基礎固め
教科書レベルの知識や解法をしっかりと身につける
2.過去問演習
過去問を使って、共通テストならではの問題形式に慣れる

実際の対策では「過去問を解く → 過去問の間違えた箇所を解き直す → わからない箇所を参考書で復習する」というサイクルを繰り返すことが基本になります。過去問で間違えた箇所を分析し、基礎に戻って復習する。このサイクルを回し続けることで、力がついていきます。

共通テストの勉強のフローを表した画像。①本番と同じ条件で過去問を解く ②過去問の間違えた箇所を解き直す ③わからない箇所を参考書で復習する

共通テスト対策の難しいポイント

「過去問を繰り返し解けば成績が上がる」と考えがちですが、実際はそれほど単純ではありません。過去問演習と基礎固めを適切に行き来することが重要で、多くの受験生がこの部分でつまずきます。基本的な流れは「過去問 → 解き直し → 参考書に立ち返る」ですが、その中には次のような難しさがあります。

【難しいポイント1】 間違えた原因の分析が難しい

過去問を解いて間違えたときは、その原因が「基礎の理解が不足しているのか」「共通テスト特有の問題形式に慣れていないのか」を見極める必要があります。しかし、その見極めは簡単ではないため、本来必要な学習をできていないケースがあります。例えば、基礎が十分でない状態で過去問を繰り返し解いても、なかなか成績向上にはつながりません。

基礎の理解ができていないケースと、問題形式に慣れていないケースの比較イメージ画像

【難しいポイント2】 参考書に立ち返りたくても、どこに戻ればいいか分からない

「基礎ができていないから参考書に戻ろう」と思っても、「どの参考書の、どの範囲に立ち返ればいいのか?」が分からないことが多くあります。結果として、本来必要のない範囲まで手を広げてしまい、時間を浪費してしまうこともあります。

分からない範囲が参考書A・参考書Bのどちらに載っているか分からず、困っている高校生のイラスト

【難しいポイント3】 同じ問題を解き直すだけでは不十分

「問題に慣れていない」ことが原因の場合、多くの人が同じ問題をもう一度解こうとします。しかしそれだけでは、その問題の答えや解法を覚えてしまうことになり、似た問題に対応できる力が身につくかは分かりません。 本当に力をつけるには、類題を解いて経験を積む必要があります。

問題の答えを覚えてしまった高校生のイラスト

共通テスト対策のポイント

上記の落とし穴をふまえて、効果的な対策のポイントは大きく2つあります。

1. 基礎固め:志望校に合わせて、適切な時期までに基礎をしっかり固める
過去問を解く前に、まずは土台となる基礎力が不可欠です。志望校や入試スケジュールから逆算して、いつまでに基礎固めを終わらせるかを計画しましょう。

2. 過去問演習:間違えた理由が「基礎ができていない」なのか「問題形式に慣れていない」なのかを分析し、適切な対策をとる
間違えた原因を正しく分析し、それぞれに応じた対策を取ることが大切です。

  • 基礎ができていない場合:苦手な範囲に立ち返って復習する
  • 問題に慣れていない場合:類題を解いて実践力を高める

atama+塾の共通テスト対策

ここまで紹介した対策のポイントを、一人で実践するのはなかなか大変です。atama+塾では、AI教材と先生のサポートを組み合わせて、効率的に共通テスト対策を進めることができます。先ほど紹介した2つのポイントをそれぞれサポートする仕組みは以下の通りです。

1.基礎固め
あなたの志望校に合わせて、いつまでに基礎固めをするべきかのスケジュールを「受験逆算プラン」で確認できます。
AI教材「atama+」で効率的に学習できます。
2.過去問演習
過去問の演習結果を独自のAIツールで分析し、適切な学習内容を提案します。

【対策1】 atama+で基礎固め

atama+塾の「受験逆算プラン」では、志望校や個別試験の科目・配点も踏まえて「いつまでに、どの教科の基礎を固めるべきか」が分かります。校舎長との面談を通じて、逆算プランをもとにしたスケジュールを立てることができるので、計画的に学習を進められます。

また、AI教材「atama+」は、一人ひとりの理解度をAIが診断し、苦手の根本原因までさかのぼって学習プランを自動で作成します。自分が今やるべき学習だけに集中できるため、効率的に基礎力を固めることができます。

受験逆算プランのスクリーンショット画像。数学・英語・物理について、いつまでにどのような学習をするか表示されている
atama+の「受験逆算プラン」画面例
(ピンチアウトで拡大)

▽AI教材「atama+」について詳しく知りたい方はこちら

【対策2】 「共通テスト対策AI特訓」で対策

基礎を固めた後の過去問演習では、「共通テスト対策AI特訓」を活用します。これは、共通テストに特化したAIツールを使って、過去問演習と弱点克服を行う仕組みです。

<共通テスト対策AI特訓でできること>

A. 共通テストレベルの演習を解く
本番に近い形式の問題を解くことで、出題傾向に慣れることができます。

B. AIが採点し、分野ごとの理解度を分析する
自分の苦手な分野を正確に把握できます。分野毎の得点や弱点のほか、弱点克服の学習にかかる時間や、得点アップの目安まで分かります。

C. atama+で復習が必要な基礎単元を、AIがレコメンドする
間違えた原因が基礎の不足にある場合、AIがatama+の対応する単元に誘導してくれるため、適切な範囲を復習することができます。

D. 苦手分野の類題を出題する
問題形式への不慣れが原因の場合、解き直しだけでなく類似の問題にも取り組めるため、本当の実力が身につきます。

共通テスト対策AI特訓は夏からスタートし、対策スケジュールに沿って定期的に取り組みます。復習の時間もしっかり取りながら、着実に実力アップを目指します。なお、atama+塾に通塾している方は、受講科目以外でも共通テスト対策AI特訓を利用できます。

atama+塾の共通テスト対策のフロー図。採点と分析をAIが実施し、基礎の復習も類題の演習もできる

「共通テストAI特訓」の画面サンプル。模試の結果を登録すると、間違えた箇所のかりカリキュラムが作成される。

※atama+オンライン塾では、「共通テスト対策AI特訓」を提供しておりません。ご利用を希望の方は、お近くのatama+塾までお問合せください

まとめ

共通テストは、思考力が問われる独自の出題傾向を持つ試験です。対策のポイントは、基礎固めをしっかり行うことと、過去問の間違いを正しく分析して適切な学習につなげることの2つ。ただし、これを一人でやるのは簡単ではありません。atama+塾では、AI教材「atama+」と、「共通テスト対策AI特訓」による演習で、一人ひとりに合った対策を進めることができます。

特に基礎固めは、早く始めるほど有利です。高1生、高2生のみなさんも、まずは基礎固めから始めてみませんか? 詳しい説明を聞きたい方は、ぜひ無料体験にお越しください。

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